セットアッパーで青物釣り!まさかのヒラマサが…

最近磯からのルアー釣りにめっきりハマっています。
今回は四国の磯にブリ等の青物狙いで釣行するとまさかのヒラマサが釣れてしまった時のことを記事にしたいと思います。

朝まずめ青物狙いで一箇所目の磯へ

朝まずめ、タイドグラフによると上潮だったので、Googleマップを見て、しっかり潮が当たりそうな磯に入ることに。
実際この磯へ入るのは初めてですが、近隣の漁港で釣りをしたことがあったため、なんとなく潮の効き方は予想できました。

程よく波があり、青物が釣れそうな雰囲気

磯へ降りてみると、波が当たり立ち位置は限られそうですが、流れは効いており、磯際にはキビナゴらしきベイトも見られ、青物を狙うにはなかなか良さげな雰囲気。
サラシができている箇所もあったので、「後でヒラスズキもやろう」と思いつつ、初めはダイビングペンシルからスタート。
(ちなみに最後にサラシに投げてヒラスズキを狙いましたが1バイトのみでした。)

一通り、ダイペンで通してみましたが、波と風がそこそこあったため、自分にはダイビングペンシルを扱うことは難しく、少しでも水噛みのよいポッパーにチェンジ。角度と立ち位置を変えながら一通り投げましたが反応はありませんでした。
波っけのある状況ではトップは気を使うので、ルアーをミノー(セットアッパー)へチェンジすることに。

ルアーをセットアッパーに変えると…鋭いあたりが

ルアーをポッパーからセットアッパー145s-drに変更。
セットアッパーといえばシーバス用のミノーですが、自重があるので飛距離はかっ飛びです。
中でもこの145は大きめの針を載せることができ、ショアジギング用のロッドでも扱えるためトップで出ない時のフォローとして最高だと思います。
ちなみに自分は青物がヒットすることを想定して、フックを全てカルティバ製のSTX58の2番へと変更してます。

流れがあたっている岬周りに投げて早まきで引いてくると、目の前でドン!というアタリ。先ほどトップウォーターを投げて無反応だったにもかかわらず、下から青物がルアーをひったくりドラグを出していきました。

ブリ?ヒラマサ?時間をかけて上がってきたのは…

食った所が岩の周りだったので、すぐにラインが岩に引っかかっててしまいました。
すかさずリールのベールを起こし、スタックしているラインが取れそうな立ち位置に移動し、ラインテンションを張ると、無事にラインが解けました。
ベールオープンしている間に魚は沖へ向かって走ってくれたようで、擦れたラインを労りつつ、少しドラグを緩めてやんわり寄せてきます。
そこからは特に走ることは無く、寄せてきて魚を浮かせるとなんとヒラマサ!

セットアッパーで釣れたヒラマサ

セットアッパーで釣れたのはブリではなくまさかのヒラマサ

ブリ族とカンパチの情報しか聞いたことがないエリアだったのと、季節が冬だったこと、根に走らずに沖へ走ってくれたことから、完全にブリだと思い込んでいました。笑
この後計測すると95センチ、約7キロ(15ポンドボガ振り切り)でした。
思わぬ形で磯からのヒラマサの自己記録を更新。
九州へ行っても釣れなかったサイズのヒラマサが四国であっさり釣れてしまった。笑

流れが切り替わったので、二箇所目の磯へ移動

上潮が止まり、雰囲気がなくなったので車に戻り少し休憩。
湯を沸かし、カップラーメンを食べつつ、下げ潮に切り替わるのを待ちます。
満潮を過ぎたところで、今度は下げ潮が当たりそうな磯へ移動することに。
潮位、流れ、風、波に合わせて自分が釣れそうと思ったポイントへ入ることができるのが、地磯釣行のいいところですね。

流れが岬に当たって巻いており、いい雰囲気

二箇所目の磯にきてみると、先端の岬に下潮が当たって水ヨレが出ていて良さげな雰囲気でした。
日が完全に上がっていたので、特に期待せずルアーはさっき釣れたセットアッパーでそのまま通すことに。
投げ始めること数投目、岬から出ている水ヨレに投げて巻いてくると、早速のヒット!

先ほどと異なる引きの正体はハマチ

セットアッパーで釣れた50センチほどのハマチ

セットアッパーで釣れた50センチほどのハマチ

ヒットしたものの先ほどのようにドラグを鳴らされることもなく、すいすい寄ってきます。
キャッチしたのは50センチほどのハマチでした。

一応この魚を釣りに来たのですが、まさかのヒラマサが釣れたこともあって、このサイズのハマチでは物足りなさを感じてしまいました。笑
その後、ジグやトップも試しつつ、この磯で1時間ほどキャストしましたが、反応を得られなかったので、ストップフィッシングとしました。

セットアッパー145sーdrのセッティング

セットアッパーのセッティング

今回青物をキャッチしたセットアッパー

今回青物をキャッチしたのは写真のルアーのセットアッパー145s-drです。
フックは青物の引きにも耐えれる様にカルティバのSTX58の2番へと変更。STX58はある程度太軸で強度があるにも関わらず、刺さりが良くバラしにくいため、青物などの大きめの魚を狙う時のルアーはこのフックに変えていることが多いです。今回の7キロのヒラマサをキャッチした時でも針は伸びていませんでした。
セットアッパーは3番サイズのフックが標準装備ですが、今回の様にSTX58の2番へ変更しても泳がないなんてことはなく、あまり使用感に代わりはありませんでした。シーバスだけを狙う場合であれば3番フックでも問題ありませんが、青物も掛かる可能性のあるポイントではフックを強くしておいた方が良さそうです。

【まとめ】時間の限られた釣行で青物をキャッチするために

自分が住んでいる関西は九州や四国と比べると釣り場や青物を狙える季節がどうしても限られてしまいます。
そうした中で青物を釣りたいとなると片道3時間以上かけて四国や九州に遠征することが多いのですが、せっかく時間と交通費をかけて釣行するからには魚を釣って良い思い出を作って帰ってきたいと思っています。
そのために最近は釣り方に特にこだわりはなくなりました。良い状況であればトップから始めますし、どうしようもないと思ったら、小さなルアーを投げて魚の反応を伺うこともあります。
もちろんトップウォーターにドカン!と出れば嬉しいですし、できればミノーやジグよりもトップで釣りたいという気持ちもありますが、週末の週1回の釣行で毎回そんな良い状況のタイミングで釣りできるはずがないので、周りの人から見れば少しズルいと思われるようなルアーも自分は容赦無く投げます。笑
まさに今回使用したセットアッパーというミノーも元はシーバス用のルアーで食わせの力が高いルアーなのですが、今回こういったミノーを投げたおかげで思い出に残る魚を釣ることができました。
自分のように釣り方に特にこだわりは無い!とにかく魚を釣りたい!って人に今回の記事が参考になれば幸いです。

使用タックル

ロッド:ミュートス ソニオ 100M / ZENAQ
リール:ツインパワーSW6000XG
ライン:PE3号+ナイロン60lb
ルアー:ショアラインシャイナーZ セットアッパー 145S-DR

タックルはPE3号クラスのライトな青物タックルを使用。
ゼナックのミュートス ソニオはシーバスルアーや小さめの青物ルアーの使いやすさと青物とのファイトの時の安心感を両立させたことが売りのロッドなのですが、まさに今回のようにセットアッパーの様なシーバスプラグで青物を狙う際、魚を掛けるまでのルアーの操作性、掛けた後の余裕を持ったやりとりのいずれも素晴らしく、タックルの重要性も実感しました。

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