五島列島釣り遠征 ヒラマサを求めて

九州、長崎県の西にある列島、五島列島。釣りの聖地と言われており、昔から雑誌やメディアで見て、いつか行って釣りをしてみたいと思っていたフィールドの一つでした。
そんな五島エリアに頻繁に遠征している友人K氏に今回ありがたいことに同行させていただき、ヒラマサをメインに青物狙いで2日間、上五島、下五島の2エリアで磯釣りを楽しんできました。
昔から憧れていたフィールドでなんとか釣果をあげることができたので、記事にしたいと思います。

五島列島釣り遠征のプラン

五島列島で磯釣りをするとなれば、五島の島まで渡ってから地磯を回ったり、瀬渡し船で沖磯へ渡してもらうパターンと、長崎本土から瀬渡し船を利用して五島の磯へ渡してもらう2つのパターンがあるようです。
今回は後者の長崎本土から瀬渡しを利用して釣りをさせてもらいました。お世話になったのは平戸の宮ノ浦にある丸銀釣りセンターさん。自分が今まで利用した渡船屋のなかで、渡船屋としての規模も船も大きくて、磯釣りの本場は違うなと感じました。笑

丸銀釣りセンターの瀬渡し船

丸銀釣りセンターの瀬渡し船

初日は上五島の倉島へ

初日は上五島エリアへ上げていただきました。
すぐ目の前には名礁、帆揚瀬が見えて気が引き締まります。

初日に上がった磯 目の前には名礁 帆揚瀬が

初日に上がった磯 目の前には名礁 帆揚瀬が

青物を狙うには良さげな状況ではあるが…

朝の内から程よく風があり、波もそこそこあるのでいかにも釣れそうな雰囲気です。
午前中、ダイビングペンシル、ポッパー、ミノーなどを投げましたが、自分はノーバイト。同行者のK氏は一度ダイビングペンシルに派手に出たそうですが、フッキングしなかった様です。
五島まで来ればヒラマサくらい釣れるでしょうと思っていましたが、現実はそこまで甘く無い様です。笑

昼過ぎからはショアジギングに変更

表層系のルアーがほとんど反応ないので、ジグに変えてショアジギングをしてみることに。
実際に色んな角度にジグを投げてしゃくってみるとわかったのですが、表層は風で流れている様に見えるだけで、水中はほとんど潮が流れていませんでした。

潮が効いていないのと時間もお昼ということで青物は諦めて、ハタなどのロックフィッシュを狙うことに。
根魚に効きそうなスロー系の撃投ジグレベルへと変更して、底付近を探っているとグン!というこの日初めてのアタリ。
キャッチしたのは狙ってもなかなか釣れない30センチオーバーの良型アカハタでした。

ショアジギングで釣れたアカハタ

ショアジギングで釣れたアカハタ

この後も瀬渡しの回収時間まで様々なルアーを投げましたが、結局アタリは無く、初日はこのアカハタ1匹と寂しい釣果になりました。

二日目は下五島の姫島へ

初日の夕方、船長から嵯峨野島、姫島などの下五島方面へ明日、船を出すと話を聞きました。
船長曰く、下五島方面へは気象条件が揃った日しか出られず、なかなか瀬渡しを出すこともないそう。せっかくの機会なので2日目は下五島方面の磯へとお願いすることに。
翌朝、下五島方面の渡船に乗り込み、船長におろしてもらった磯は姫島という福江島の北西に位置する島でした。

早速同行者がヒラマサをキャッチ

夜明け前の真っ暗な時間に磯に下ろしてもらったため、じっくりと時間を掛けて準備をしました。
準備を終え、ライトで足場の確認をすると岩についたコケで滑りやすいものの、立ち位置はそこまで制約なく、色んな位置から角度を変えて投げられて、1日釣りを続けれそうな磯で安心しました。笑

薄明るくなってきた時間から、ルアーを投げ始めます。
まだまだ暗くてトップは何をしてるかわからないので、ミノーを投げて探っていきます。前に投げて巻いてくると流された位置から帰ってくるので、潮も効いていそうです。この時、ググッ!というバイトが1回ありましたが乗りませんでした。
魚がいることは確認できたのでこれから始まる朝まずめに非常に期待が高まります。明るくなってきたタイミングでルアーをガンマに変え、潮目付近を引いてくるとバシャン!と一発出ましたが、ミスバイト。これは釣れそうと思っていると、離れた立ち位置からやっていたK氏より、「ヒット!」の声。
ギャフを持ってランディングしにいき、無事キャッチ。一回ギャフ掛けミスりましたが。笑

K氏がキャッチしたヒラマサ

K氏がキャッチしたヒラマサ

7.5キロのナイスなヒラマサ。ルアーをプラグから撃投ジグに変えてすぐのヒットとのことでした。
自分の釣果ではないですが、とりあえずヒラマサの顔が見れて安心しました。笑

自分もショアジギングでヒラマサをキャッチ

自分もK氏の真似をしてジグに変更し、先ほど釣った立ち位置から投げさせてもらいますが、自分の使っているジグだと軽過ぎて底が取れませんでしたw
また、せっかくの朝まずめということもあり、自分はプラグでやってみることに。

今回乗った磯が結構歩き回れる磯で、少し歩いて行くと潮が巻いているワンドを発見。時たま青物がボイルしているのが見えました。
早速ラピード230を投げると一発ドカンと出ましたが掛からず。この感じだとまだ出ると思いましたが、そこまで甘く無く、その1バイトのみで終わってしまいました。
足元に目をやるとちらほら見える10センチに満たないカタクチイワシ、どうやらこれを食ってるみたいです。ならばサイズダウンをとラピードの130へ変更、こちらでも1回出ましたが、またしても掛からずでした。
結局魚を釣ることなく朝まずめが終わってしまいましたw

ボイルしていた位置の潮が緩そうだったので、自分のジグでも底を取れそうと思い、ショアジギングすることに。
ジグは撃投ジグストライクの85g。引き抵抗が軽くて結構好きなジグです。
その1投目、無事に底が取れました。そのまましゃくってくるとガツーン!と気持ちいい青物のアタリ。やっときたと思いながらファイトするも10秒くらいでフックオフしてしまいました。
ジグは足元付近まで巻いて来ていましたが、もしかすると他に魚が付いているかもしれないと、もう一度底まで落としてしゃくってくると、今度はヒラマサがメッキの様に群れでジグの周りをぐるぐるしながらついてくるのが見えました。すごい魚影だ下五島。笑
2投目、先ほどヒラマサが湧いてきたあたりにキャストするとすぐにヒット!
張り出した根に注意しながらなんとか浮かせて無事にキャッチ。

撃投ジグストライクで釣れたヒラマサ

撃投ジグストライクで釣れたヒラマサ

五島まで来て坊主かもしれないというプレッシャーの中、なんとか釣れたので、ほっとした気持ちが大きかったです。

とりあえずジグで1匹釣れて坊主は免れたので、トップウォーターで釣りたいとの思いから、この後ダイペンを投げ続けましたが、魚が出ることはありませんでした。

潮止まりはアカハタゲーム

一匹釣った後、潮が緩んでしまい雰囲気が無くなったため、回収の船が来るまで、アカハタ釣り。
スピンテールジグで底付近をリフト&フォールしていると、すぐに当たりがあり、2匹キャッチ。
ダイワのリアルスピンTGがフック絡みしにくい構造になっていて、レンジキープがしやすく、シルエットが小さくお気に入り。磯や水深のある防波堤で投げると何かしら釣れます。

潮止まりのアカハタゲーム

潮止まりのアカハタゲーム

初の五島列島での釣りを振り返って

今回、釣行したのが冬ということもあってか、1日目はなかなか魚の反応を得られませんでした。他の磯に乗っていたルアーの人もあまり釣れておらず、いくら実績のあるフィールドでも時期とタイミングが悪いと厳しい釣果になるということを改めて再認識しました。笑
ただ、やっぱり初めて釣りする場所は普段の釣りと比べて、発見が多くすごく勉強になるので、これからもまだ行ったことない地域で積極的に釣りをしていきたいなと思いました。

使用タックル

青物用

ロッド:ミュートス ソニオ 100M / ZENAQ
リール:ツインパワーSW6000XG
ライン:PE3号+ナイロン60lb
ルアー:撃投ジグ ストライク 85g

根魚用

ロッド:スナイプ S86 ロングキャスト / ZENAQ
リール:ストラディック 4000XG
ライン:PE1.5号+フロロ30lb
ルアー:モアザン リアルスピンTG 40g

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