シーバスの餌 ダイワ TDペンシル
自分がまだ中学生の頃、右も左もわからず始めたシーバス釣り。
毎日通って何とかミノーやバイブレーションで釣れるようになった頃、偶然出くわしたシーバスのボイル。
当時、トップウォーターでシーバスを釣ることは難しいことだと思っていた自分。
手持ちのバイブレーション、ブレード、ミノーを散々投げ続けるも、全く反応無し。
万策尽きたころにボックスの片隅にあったTDペンシルをチョイス。
その一投目。ぎこちなくドッグウォークするルアー。絶対釣れんやろなーと思ってるとルアーにとびかかるシーバス。
その一匹を皮切りにそこから面白いように割れる水面。
さっきまで全く口を使わなかった魚ガンガン食いついてくる。
この衝撃は今でも覚えていて、TDペンシルは自分のトップウォーターに対する苦手意識を無くしてくれたルアーになりました。
サイズ
現在ダイワのカタログからではTDソルトペンシルから改名してモアザンソルトペンシルになり、2017年現在70F、95F、110F-HD、125F-HDがあるようです。
自分が主にシーバス狙いで使うのは上の写真の7センチと9.5センチ、11センチのもの。
主に9.5センチメインで使用して、ベイトが小さいようであれば7センチへ、飛距離が必要な場面であれば11センチへという風に使い分けています。
使い方
1.ドッグウォーク
基本の動かし方はドッグウォーク。一定のテンポでチョンチョンチョンと竿でアクションさせると左右に首を振り、ジグザグに泳ぎます。
頭部にある口から入った水がエラから出てくるウォータースルーギル構造のおかげか独特のヌメヌメしたドッグウォークをしてくれます。
ザラスプークのように大きなスライドはしないんですが、この控えめな水に絡むようなアクションが効く場面が良くあり、未だにお世話になっています。
シーバス狙いの時は基本このアクションで問題ないと思います。
2.パニックアクション
スローなドッグウォークでは見切られる時に良くするのがこのアクション。
速いテンポで強弱を付けながらロッドワークを加えることで水しぶきを上げながらダイブし、水中で3D的なアクションをします。
3.ただ巻き
意外と知られていないのがこのただ巻き。
投げてそのままゆっくり巻いてくるとノーアクションで水面にV字の引き波出しながら引いてくることが出来ます。
シーバスのナイトゲームでこれをすると結構釣れます(笑)
特にバチ抜けの時なんかは最強。
流れが緩く、シンペンではスローに引けないような状況でもフローティングなので、思い通りに流すことができます。
狙える魚種は多種多様
もとはと言えばバス用のルアーですが、そのアクションからルアーで釣れるターゲットのほとんどを狙うことが出来ます。

イワシパターンのボイル打ちで釣ったシーバス。
キャストが決まった瞬間に「あ、これ出るな。」って言うのがわかるくらい釣れます(笑)
細身で垂直に近い浮き姿勢なのでフッキング率が高いのもgood。

チヌトップで釣ったキビレ。
スローなドッグウォークで背びれで水面に引き波を立ててチェイスしてくる様は何度味わっても興奮しますね。

時折こんなゲストも。
何度かチェイスがあったので、ロッドワークのスピードを上げて探っているとバコーン!と水面炸裂。
低速のドッグウォークから高速のパニックアクションまで高いレベルでアクションをさせられるのがこのルアーの良いところですね。
まとめ
往年の名作、TDペンシル。
たった一つのルアーで様々なアクションを繰り出すことができ、魚種問わず魚を連れてきてくれる名作ペンシル。
特にシーバス釣りにおいては各メーカーから様々なトップウォータープラグが出てきていますが、未だにトップクラスに釣れるペンシルだと思います。
現在はモアザンソルトペンシルに名前が変わっているようです。