スーパーマグナムザラで究極のトップウォーターゲーム
全長20センチ、重量約100グラムのヘドンのビッグペンシル、スーパーマグナムザラスプーク。
このルアー、3.4年程前に友人から頂いたもののあまりのデカさに釣れる気が全くせず、ほぼ鑑賞用となっていました。笑
今まで数十発出すもキャッチならずw
これで釣れるシーバスが居る!そう聞いて衝撃を受けたのが数年前、なにやら東京湾や宍道湖のコノシロパターンでシーバスがこのでっかいスリコギのような木の塊で釣れるらしい。
ありがたい事にその年の宍道湖コノシロパターンに誘って頂きました。現場で実際にこのスーパーマグナムザラをしゃくってみると躊躇いなく襲い掛かってくるシーバス達の姿がそこにはありました。今現在シーバス釣りを始めて8年目くらいになりますが、この時を超える衝撃は未だにありませんw
この時はタイミングが良かったこともあり、10バイト近くバイトを得ることができました。しかし、その大きさから魚の口に入らないようで、とにかく乗らない。めちゃくちゃ悔しい思いをしながら帰ったことを覚えていますw
その時から自分が動かすビッグペンシルにシーバスがもんどり打って出る光景がずっと脳裏に焼き付いていて、ことあるごとに病気のようにこのルアーを投げ続けてきましたw
その年の夏は高知にて50センチ前後のボラを捕食するアカメの群れに遭遇。他のアングラーがミノーやジョイクロなどでノーバイトの中、スーパーマグナムザラにヒット!(笑)しかしフッキングをうまく決めれずフックアウトしてしまいました。
それがきっかけで、後にそのポイントでは青物用ビッグペンシルでのパターンが確立されたようですw
他にもバスや翌年、翌々年のコノシロパターン等でこれまで30バイト以上得られるも、あまりの乗らなささに今まで魚を釣ったことの無いルアーでありましたwただでさえ魚を出すのが難しいのにw
最初は意地でも一本釣ってやるっと思いながら投げて居たのですが、そのフックアップ率の悪さにもうここまで来ると半ば諦めモード。この日釣行も「どうせ釣れへんやろ〜」と思いながらも一応カバンに詰め込みました。
デカトップ修行!
この日はメガバススタッフの川村君とバス釣りへ。
近年のシーバスのビッグベイトブームに肖って、メガバスもコノシロパターン用のビッグペンシルをテスト中らしく、「どっちが釣ってもいいからビッグペンシルで一本取りたいね」と数釣りは捨ててシビれる一本を求める事に。
メガバスのメガドッグにヘドンのスーパーマグナムザラ。どちらも内水面の普段の釣りではなかなか出番の来ないド級ペンシルですw
オリザラがめちゃくちゃかわいく見えるw
ちなみに自分のスーパーマグナムザラはフッキング率アップを期待して自作ヒートンをねじ込み、スリーフックに改造してます。
ビッグペンシルで出せるタイミング
バスがストラクチャーを出たり入ったりうろうろしてるのが見えるエリア。
明らかに餌を探してる様子、しかし川村君がメガドッグを投げるも完全無視。そらそうよね。笑
さすがに厳しいかな〜と思っているといきなり鮎を追いかけてボイルを始めるバス。そこに友人がタイミングよく投げると
バコン!!
「うわー!出たー!」2人して大興奮。笑
しかし、やっぱりルアーがデカすぎて乗らないw
でも、ボイルが始まる時にドンピシャで入れるとなんとか出せるという事がわかっただけで大収穫。
無駄に魚をスレさせない様、この時からリールのクラッチを切って待ち、ボイルが始まりそうな時にだけルアーを打ち込むという作戦にしました。
兎に角ビッグルアーはその存在感からスレが進むのが早く、ここぞというポイントこそキャスト回数を減らす事が大事だと僕は思います。
メガドッグ炸裂!
出せるタイミングがわかったので、後はボイルが起こるのを待ち、そのタイミングでルアー投げるだけ。
といえば簡単に聞こえますが、このタイミングがなかなかシビアで少しでもズレるとチェイスすら無し。
多分通常サイズのルアーなら多少タイミングがズレてても普通に釣れると思うんですが、ルアーが大きすぎる分、その辺りも少し厳しく感じました。
後、出してから乗らないのもいつもの事で、この時も川村君が5回以上出すもすべてミスバイト。それでも根気よく続けて奇跡的に乗る1匹に賭けるしかありませんでした。
そんなこんなでボウズか究極の一本かドキドキしながら何度目かのボイルチャンスが到来。
川村君がルアーを投げる!タイミングもコースも完璧!割れる水面!ここまでは思惑通り。
そして、フッキング…
「乗ったー!」
そこからはタックルがタックルなのでゴリゴリ巻いてキャッチ。
メガドッグキター!!!
メガバスのビッグペンシル、メガドッグでバス!インパクト強すぎるでしょ〜
自分のことの様に嬉しかった1匹でした!まあまあ悔しかったですけどw
ちなみにこのメガドッグ。横で動きを見ていましたが、ドッグウォークの動きはもちろん、チョップでも泡を撹拌して魚を呼べそうで凄く良さげなルアーだと思いました。
また価格も5000円以下とこのサイズのルアーにしては安価で、スーパーマグナムザラが廃盤で入手しにくくなった昨今、メガドッグがこれからのシーバスコノシロパターンのビッグペンシルの一角を担いそうな予感がしてます。
スーパーマグナムザラ、遂に炸裂w
自分も合間合間を見て投げさせて貰ってましたが、この日もミスバイトの連続。
その間に川村君がキャッチ。2人でどっちかが一本釣れたらええな!と思っていましたが、先に釣られるとやっぱり悔しい。笑
0か100か。
ボウズか究極の一本か。
立ち位置を譲ってもらって、来るであろうボイルに備える。
突然始まるボイルに反射的にルアーを打ち込む。
入力を受けて動き出すルアー。本能剥き出しで突っ込んでくる魚。
一呼吸おいてフッキング。
「よっしゃー!」
初めてフッキング成功ww
勢いに任せてそのままランディング!
キターーー!!スーパーマグナムザラスプークで初めて魚釣れたw
今まで30バイト以上出してくるもキャッチ出来ずだったので、いやー長かったなーという感じw
もうとにかく嬉しくて嬉しくて、魚釣って手足が震えることは年に何回かはあるんですが、この時は体中の関節が痛くなるという謎の症状が発症しました(笑)
型だけを見れば、なんてことのない40のバスやけど、自分の中では本当に痺れる一本でした。
キャッチした瞬間、興奮のあまりこの年にもなってハイタッチしたのはここだけの話w
まとめ
普通サイズのルアーを投げれば数釣りができるような状況でしたが、今回は痺れる一本を求めてビッグペンシルで狙ってみました。
大概こういう遊びをすると、チェイスだけだったりバイトだけだったり惜しいところまで行ってボウズで終わってしまうんですが、今回は奇跡的に二人で一本づつ釣ることができましたw
ちなみに吐いたベイトはコレ。
ルアーの半分の大きさも無い10センチくらいのアユ。
ベイトに合わせたルアーを投げてたらもっと釣れていたと思います。釣果はたったバス1匹ですが、そこから得られた感動は計り知れないものがありました( ̄▽ ̄)
普段の釣りに刺激が足りていない方、ぜひ試してみては如何でしょうか!?