アカメ Lates japonicus
物心ついた頃からとにかく魚が好きだった自分
身近に採れる魚は手当たり次第採ってきて飼育する日々
アロワナやガー等の大型魚は飼育する設備もお金も無かったので、飼育している方のホームページやブログを見て、大人になったら絶対に飼おう!と思う日々
そんな中、ネットサーフィンしてて見つけた、とあるアクアリストの方の混泳水槽
主役であるはずのアジアアロワナを差し置いて、圧倒的な存在感を放つバラマンディやアカメ、ナイルパーチ等のラテス属
小さな顔から一気に盛り上がる体高、各ヒレの造形、サイズや環境で変わる体色
とにかく何をとってもかっこ良かった。
その方のブログを見ていくうちにラテス属に惹かれ、ただただ憧れだけが募っていった。
日本にもラテスが居る!会いに行こう!そう思いたったのが数年前
今まで高知に何度もお邪魔し、一匹一匹それぞれ色んな思いのこもったアカメ達に出会うことができた。
今年に入り、他魚種の釣りが楽しくて、前ほどアカメ釣りをしなくなった自分
アカメを釣ってみたいという知り合いに誘われ、久しぶりにアカメ狙いで高知へ
いつも釣りするエリアを見て回るも、魚っ気が薄い
普段、ルアーでやっている自分だけど、遠方からわざわざ来られた友人に初めてのアカメを釣ってもらいたいと思い、二人で少しでも確立の高い餌釣りをすることに
竿を出してからどれくらい経っただろうか
魚からの反応は全く無い(笑)
その間にも現地の方、遠征組、色んな方がポイントを訪れ、挨拶して話しているうちに、初対面であっても仲良くなれるのがこの釣りの良いところ
日付が変わり、ポイントには僕たちだけが残り、静まり返った頃
ドゥン!!!
自分の竿にきた
水中で捕食してるにも関わらず、陸上にいる自分にまで聞こえてくるアカメ特有の捕食音
と同時にロッドに一気に衝撃が走る。
一呼吸置いてフッキング。乗った
そこからのファーストラン
走るとわかっていたのでフッキングした後、すぐクラッチを切っており、ラインをフリーにすると案の定5メートルも走らずに止まった。
そこから何度か突っ込まれるも、クラッチファイトでランを防ぎ、足元まで寄せてくる。
走られながらも魚の動きを全然コントロールできていたので、この時は1メートルくらいだと勘違いし、特大でなくてもやっぱりアカメ引くなー程度に思っていた(笑)
ランディングしようと近付き、間近でその魚体を目の当たりにすると、圧倒され足の震えが止まらなくなる。
友人のおかげであたふたしながらもなんとかキャッチ
普通ならよっしゃー!となるところ
驚き、安堵、喜び…とにかくいろんな感情が交錯して、ヤバイ以外の言葉が出て来なかった。
水中に入り抱き抱え、手尺を当ててみてケタ外れののサイズであることを改めて確認
ここで普段メジャーを持ち歩かない僕たち
一生に一匹級のサイズが釣れたにも関わらず、計測できるものが何もないw
電話で無理を言って地元のK君に来て頂きました。
水中に入り、ブルーシートに魚を乗せ、ランディング
メジャーを当てると134センチ
ヤバイ。でかすぎる。
大好きなラテス、アカメの夢のサイズ
そらこんな顔なりますわ!
深夜にも関わらず嫌な顔一つせずに駆け付けてくれたK君のサポートのおかげで、ランディングからリリースまでをスムーズに行うことができました。
本当にありがとうございます。
最後に口を掴む自分の手を振り払い、深みに泳いで行く姿を見れたのでとにかく気持ちいいです。
今回の遠征で関わった皆さん、そしてこの豊かな環境を守って来て下さった地元の方々、一生忘れられない日になりました。本当にありがとうございました。
ROD:Expedition EP76B / ZENAQ
REEL:Ambassador 6501 / Abu
LINE:PE6号
SHOCK LEADER:NYLON 100lb