DRTのクラッシュ9はシーバスに無くてはならないビッグベイトの一つだと思う

バス用のビッグベイトとして大人気のDRTのクラッシュ9。

そのクラッシュ9をシーバスにも使い始めたところ、シーバスにおいても無くてはならないルアーの一つとなったので、自分が使ったことのあるセッティングや使い方などを記事にさせていただきます。

クラッシュ9を使うようになった経緯

クラッシュ9を初めて手にしたのは2018年の冬。今や入手困難ルアーのクラッシュ9も、当時はまだ割と普通に店で売ってるのを見かけるくらいのレベルでした。

リサイクルショップに行くと美品のクイーンというカラーが定価以下で売っていたので、一つ買ってみることに(今からすると考えられない)。

帰りに川に寄り道して、投げてみると操作するのが楽しすぎて「なんだこのルアー…」となったのを覚えています。

 

琵琶湖のバス狙いでクラッシュ9の凄さを知る

ちょうどクラッシュ9を買った頃、琵琶湖によくバス釣りに行っていた時期だったので、早速琵琶湖で使ってみました。

SNSでバスの釣果写真や、動画なども多数あったので、釣り方のイメージが付きやすく、意外とあっさり最初の一匹が釣れてしまったり、短時間で複数本連発したりで「クラッシュ9すげー」となったのを覚えています。(すべてこの釣りを発信されてきた方のおかげです。)

そして何よりも使うのが楽しい。スライド幅を調整しながら巻くことで、倒木やリップラップ、テトラ際などを舐めるように引けるので、「今にも食いそう」というドキドキ感の中釣りするのが本当に楽しかったです。

クラッシュ9で釣れた琵琶湖のバス

クラッシュ9のモードBで釣れた琵琶湖のバス

 

 

シーバスにも投入開始

バスでなんと無く使い方がわかったクラッシュ9ですが、シーバス狙いの川や海の場合、バス狙いの湖や池等の止水と違いって流れが強いことが多いので、モードBでは無く、Vテールのリップレスで使用していました。

Vテールのリップレスはただ巻きでS字を描くので、これまでシーバスで使っていたジョイクロのようにイメージが付きやすく、実際に同じような釣り方でよく釣れました。

クラッシュ9で釣れたシーバス

クラッシュ9のリップレスVテールで釣れたシーバス

 

クラッシュ9でアカメをキャッチ

シーバスに使い出した頃、高知にも時々行っていたので、アカメ狙いでも使ってみることに。

アカメのベイトというと20センチ以上のボラやコノシロが捕食されていることが多く、クラッシュ9はサイズ感的にも重さ的にもかなり使い勝手の良い大きさです。

ボイルまではしないがベイトのボラが騒いでいる状況、高知ローカルのHさんのアドバイスでリップインのVテールで潜らせて下のレンジを通すと釣れたアカメでした。

確か前日にバラして、用事があったので一度兵庫に帰ったのですが、悔しさからすぐに高知に戻ってきて釣れた記憶がありますw

クラッシュ9で釣れたアカメ

クラッシュ9のリップインVテールで釣れたアカメ(ファイト中にリップ紛失)

 

クラッシュ9でメーターシーバスをキャッチ

また自身初のメーターシーバスをキャッチしたのもこのクラッシュ9でした。

この日は風呂に入って寝ようとしたけど何故か眠れず、深夜に一人で釣りに行ってみると釣れたのがこのシーバスでした。

潮はほとんど止まっていて生命感は無く、期待はしていませんでした。

にも関わらず、いきなり食ってきて、クラッシュ9のルアーパワー的なものを思い知らされた一匹でした。

クラッシュ9で釣れたメーターシーバス

クラッシュ9のモードBで釣れたメーターシーバス

 

クラッシュ9で2021年の初アカメをキャッチ

昨年(2021年)一匹目のアカメもクラッシュ9でした。

朝まずめ、ベイトのボラが夜の位置から移動するタイミング。

ボラが通過する度に騒ぐ箇所にクラッシュ9のVテールリップレスやVテールのリップインを通すも反応なく、最後にモードBでリアクション気味に通すと口を使ったアカメでした。

この頃から、9インチのボリュームでキレ良く動くクラッシュ9の凄さに気付かされてきた気がします。

クラッシュ9で釣れたアカメ

クラッシュ9のモードBで釣れたアカメ

 

シーバスに有効なクラッシュ9の使い方

リップの有無や種類、テールの種類で動きや泳ぎのレンジが大きく変わるクラッシュ9。

そんな中で自分が実際にシーバスに使ってよかった、友人から聞いて良さそうと思ったクラッシュ9の使い方を紹介させてもらいます。

リップ + Vテール

リップ+Vテール

ノーマルリップ+Vテール(上)、ロールリップ+Vテール(下)

リップを付けて、別売りのVテールをつけた状態。

ただ巻き潜らせて中層を引きたい時に使っています。

マイワシやコノシロがベイトの時はボラのように表層で食わない事もあるので、そんな時に活躍しそうです。また、そういったベイトパターンが成り立つポイントは港湾の岸壁のように足場が高い場所も多いので、そんな場所で足元までしっかり引けるのもリップ付きならではだと思います。

 

リップレス + モードB

リップを外して、付属のテールを逆さ向きにつけた状態。

ハンドルの入力でルアーを動かすイメージでリーリングジャークをすると左右にスライドします。アクションに緩急をつけたり、入力の強弱を変えることで、首振りのテンポもスライド幅も自由に変えることができます。

これがベイト付きのスイッチの入ったシーバスに効くのはもちろんですが、スイッチの入っていないニュートラルな魚だったり、ただ巻きでは見切って食わない魚にも口を使わせられることが多いように感じました。

個人的にクラッシュ9で使うことが一番多いセッティングです。

 

リップレス + Vテール

リップレス+Vテール

リップレス+Vテール

リップを外して、別売りのVテールをつけた状態。

ただ巻きで左右にゆらゆらとS字を描きながら泳いでくれます。

ちょんちょんとアクションを加えると左右に首を振ってくれるので、流れのあるポイントでただ巻きで流しながら、流れのヨレやストラクチャー周りでちょんちょんして首を振らせると食ってくることが多かったです。

 

クラッシュ9でシーバスが釣れた状況の解説

ここからは実際にクラッシュ9でシーバスが釣れた時の状況やアクションなどの解説をさせてもらいます。

と言っても自分がこのルアーで釣った魚の数も大した事ないので、以下の使い方を参考に自分のフィールドで色々試していただければと思います。

 

明暗に浮いていた90オーバーのシーバス

どこにでもあるような川の明暗部、釣り場に立つと、明暗の暗い側にうっすらとシーバスの黒い影が浮いているのが見えました。

大体こういう見えてる魚はベイトに突っ込んだり、ボイルしているような状態じゃ無いと食わせるのは難しいので、少しの間ルアーを投げずに魚を見て、何か捕食していないかを観察。

10分ほど見ていても何か食べている様子もなく、上流側にベイトの雰囲気も無かったので、投げてみることに。

 

橋の明暗沿い、手前20メートルから50メートルくらいの間を行ったり来たりしていたこのシーバス。

ルアーを目で見てコントロールしやすく、魚の動きも確認しやすい、20メートルくらいの範囲に近づいた時にクラッシュ9のモードBをキャスト。

明部に着水させ、リーリングジャークで左右に首を振りながら、魚の前、1メートルくらいを通すと、突っ込んできてバイト。

 

まさか本当に食うとは思っていなかったので、逆に驚きつつファイトしてキャッチしたのは90オーバーのナイスなシーバスでした。

クラッシュ9のモードBはこういうベイトが居ないような状況でもルアーパワー?か何かで、反射的に口を使わせてしまうことが多いように感じます。

クラッシュ9で釣れた90オーバーのシーバス

クラッシュ9で釣れた90オーバーのシーバス

カタクチイワシに定点ボイルしていたヒラスズキ

足元に5センチほどのカタクチイワシのベイトボールがあり、時たまボイルがある状況。

ロッドにデプスのスライドスイマー250が付いていたのでとりあえず投げてみるも、直前で見切られてギランと反転されてしまう…

ベイトが小さいので、車にスピニングタックルを取りに戻り小型ルアーを投げてみようかなと思いつつも、最後にクラッシュ9のモードBを投げてみることに。

スライドスイマー250で反転された辺りで、パンパンッと鋭くリーリングジャークを入れるとまさかの思いっきりバイト。

あげてみるとまさかのヒラスズキで、ビッグベイトでヒラスズキは釣ったことがなかったので、嬉しい一匹でした。

 

いくらボイルがあるといっても、ベイトが小さい場合はビッグベイトで口を使わせるのが難しい場面は意外と多いと思います。

スラスイ250で反転されて、クラッシュ9では口を使ったということは、クラッシュ9のモードBの速い切り返しで反射的に口を使わせられた感のある魚でした。

クラッシュ9のモードBで釣れたヒラスズキ

クラッシュ9のモードBで釣れたヒラスズキ

デイゲームで流れのヨレに流して釣れたシーバス

春の雨後の河川のデイゲーム。

流れのヨレにマイクロベイト(ハク)が溜まっていて、シーバスがそれにボイルしていました。

流れの中にクラッシュ9リップレスVテールを投げて流れに乗せながらドリフト。

マイクロベイトが溜まっているヨレに入ったところでちょんちょんして首を振らせると突き上げてきてキャッチできたシーバスでした。

 

ベイトが小さい場合でも流れが効いていたり、濁りが入っていたりすると、ベイトのサイズの何倍もあるビッグベイトでも食わせられることがあります。

 

クラッシュ9のVテールリップレスで釣れたシーバス

クラッシュ9のVテールリップレスで釣れたシーバス

明暗に流して釣れたシーバス

川の明暗部でのナイトゲーム。

ベイトの姿や、ボイルは無いものの、潮の流れと風の流れの向きが同じで表層がガッツリ流れており、いかにも雰囲気抜群な状況でした。

流れに乗せてドリフトしようと、スローでもきっちりS字にアクションしてくれるVテールのリップレスを選択。

明部に投げてスラックを出したまま流していくと、教科書通りに明暗部の境目で食ってくれたシーバスでした。

 

流れが効いていたり、ボイルがあったりで魚の活性が高そうな時は、余計なアクションを入れずにただ巻きで流れに乗せてドリフト気味に使う方が、ミスバイトも少なくキャッチにつながるような気がします。

クラッシュ9のVテールリップレスで釣れたシーバス

クラッシュ9のVテールリップレスで釣れたシーバス

 

クラッシュ9でシーバスを釣るために

自分がシーバスをクラッシュ9で狙う時に感じたことや使い方などを書かせていただきました。

クラッシュ9を使うまでに自分が使っていた9インチクラスのビッグベイトというと、なんというかもっさりとした動きのルアーが多く、正直あまり釣れるイメージが湧かなかったので、めちゃくちゃいい状況の時に投げてなんとか一本釣って楽しむ的な考えで使ってしました。(今はビッグバンディットやダウズスイマー等いいルアーがいっぱいあります)

しかしクラッシュ9をシーバスで使いだしてから、このサイズ、ボリューム感でキレのいいアクションを出せる事で口を使わせられる魚の多さに気づかされました。

自分が今まで釣れないと思っていたタイプの魚やタイミングで釣れることも多かったです。

この場所はこのルアーでしか…このタイミングでしか…と言われているような場所こそルアーパワーのあるビッグベイトが効くことがよくあります。

とにかく固定観念を捨てて、投げてみてください!

 

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